2014年2月26日水曜日

プロツアー神々の軍勢:準優勝Jacob Wilson氏のメリーラ殻を考察!


 今回は先日行われたプロツアー神々の軍勢で準優勝を果たしたJacob Wilson氏のデッキを考察したいと思います。
 優勝したトリココントロールに関してはモダンを楽しむMTGブログさんが考察されてるので、興味のある方はそちらをご覧ください。
 
レシピ引用元:公式カバレージ
【メインボード】
3:《森/Forest》
1:《沼/Swamp》
2:《草むした墓/Overgrown Tomb》
1:《森林の墓地/Woodland Cemetery》
1:《寺院の庭/Temple Garden》
3:《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
1:《神無き祭殿/Godless Shrine》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3:《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》
4:《極楽鳥/Birds of Paradise》
3:《貴族の教主/Noble Hierarch》
1:《臓物の予見者/Viscera Seer》
2:《復活の声/Voice of Resurgence》
2:《根の壁/Wall of Roots》
1:《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》
1:《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1:《呪文滑り/Spellskite》
4:《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1:《永遠の証人/Eternal Witness》
1:《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
2:《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1:《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
1:《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
1:《目覚ましヒバリ/Reveillark》
1:《叫び大口/Shriekmaw》
2:《突然の衰微/Abrupt Decay》
4:《出産の殻/Birthing Pod》
3:《召喚の調べ/Chord of Calling》

【サイドボード】
1:《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage》
1:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1:《復活の声/Voice of Resurgence》
1:《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
1:《罪の収集者/Sin Collector》
1:《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1:《納墓の総督/Entomber Exarch》
2:《殺戮の契約/Slaughter Pact》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《流刑への道/Path to Exile》

 :コンボ非特化
 まず目につく点は、従来のメリーラ殻に比べてコンボ要素がとても薄い事。
 いわゆる「無限頑強コンボ」用のクリーチャー、《臓物の予見者/Viscera Seer》と《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》がそれぞれ一枚のみ、《スパイクの飼育係/Spike Feeder》と《テューンの大天使/Archangel of Thune》による「無限ライフ無限+1/1コンボ」は不採用。『殴り殻/Baet Pod』と呼んでも問題ないように思う。
 プレイオフの対戦を見ていても、コンボを使わず殴り切る展開が多かった。(サイド後はほぼメリーラをサイドアウトしていたのでは)
 Zoo等の高速ビートダウンの台頭を見越して、単体で引いた時に弱いコンボパーツの採用枚数を極力落とした構成なのではないでしょうか。
 

 :メインボードの構成
 《突然の衰微/Abrupt Decay》2枚は最近よく見る構成。その上追加の除去兼5マナ生物としての《叫び大口/Shriekmaw》。序盤は2マナでタルモゴイフでも野生のナカティルでも除去する事ができ、5マナから素撃ち、あるいは殻からサーチする事で盤面の脅威を排除しつつ3点クロックにもなる。
 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》はこれ一枚で『双子』系デッキを大きく減速させる。『出産の殻』系デッキの内、コンボ寄りのタイプにも有効(鏡割りのキキジキや臓物の予見者が起動できなくなるため)。また環境の除去が稲妻中心になっているためタフネス4が落とされにくいのも好印象。
 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》はポスト死儀礼のシャーマン兼ビート要員。『死せる生』や同系など墓地利用デッキとのマッチアップを重視してか、メインに1枚、サイドに1枚採用。また終盤引いてしまったマナクリーチャーを生贄に捧げ、軟泥で食べる等おもしろい動きもあります。


 :サイドボードの構成
 未練ある魂の不採用が特徴的だと思います。殻対策カードを入れてくる相手に対するプランB、ヴェールのリリアナ対策等々非常に強力なカードですが、ジャンドが死儀礼のシャーマンを失い弱体化した事で不要という判断でしょうか。
 そして《流刑への道/Path to Exile》2枚、《殺戮の契約/Slaughter Pact》2枚という多めの除去。構えるマナが最小で良い2種類を選択しているので隙が少なくなっていますね。同じく隙の少ない四肢切断が不採用なのは、ダメージレースでの不利を見越してでしょうか。


 :最後に
 というわけで、自分でも回した事のあるメリーラ殻を考察してみました。
 リストを初めて見た時あまりのコンボパーツの少なさに、「殻はとうとうここまで来たか!」と感心しました。
 プロツアー準優勝の結果からもこのデッキの強さが伺い知れます。頑強の天敵だった死儀礼のシャーマンが禁止になった事も追い風でしょうか。
 決勝戦では惜しくも敗れてしまいましたが、Jacob氏おめでとうございます!

2014年2月18日火曜日

スタンのドランリアニ(ウィップ)


β版っぽい(半笑い  
 参考にしたレシピはこちら→http://maikorosu.diarynote.jp/201402030318285145/ (⑰番目の奴)
 ぶっちゃけ本家の方が強そうですね・・・

 以下カード感想

 ジャラドは使ってみると意外と強くて驚いた、8枚入ってる土地サーチのおかげで大抵土地は伸びるので、墓地に落として森、沼サクってキャストの動きが良い、投げ飛ばしも軸をずらしたトドメって感じ

 夜の咆哮獣は、試しに入れてみたけど毎回サイドアウトしてた、4積みでコイツ中心にデッキ組めばそこそこ強そう(ポスト裂け木の恐怖

 影生まれの悪魔 冒涜の悪魔に勝てないのが最大の欠点、それ以外は悪くないよ

 大軍のワーム なんだかんだ強いと思う

 クルフィックスの狩猟者 強いというより、安定する感じ?まぁあまりシナジーないんですけどね


 トロスターニは持ってないけど、手に入れ次第使ってみたい、ワーム召喚で10点ゲイン!とかしたい
 エルズペスは・・1000円くらいに下がりませんかねぇ(小声

2014年2月17日月曜日

久々のリアニ:晴れる屋スタン 1-2

 時間あったので久々のスタン
 使ったのはドランリアニみたいなデッキ(マイコロスさんの上げてたレシピをあり合わせのカードで組んだ奴(劣化版とも云う
 はい、全然あかんでした!
 
 1回戦 BUG LWL
 ①相手2t目に《漁る軟泥》というこちらのデッキコンセプト全否定ムーブ・・・メインから墓地対策・・・だと・・
 《影生まれの悪魔》で軟泥除去して、《エレボスの鞭》でライフ40越えまでいったけど《クルフィックスの預言者》から《前駆ミミック》が瞬速で飛び出し悪魔コピー→毎ターンCIPでクリーチャー除去という謎マウントを取られて負け
 ②《荒ぶる波濤、キオーラ》を鞭で釣り上げた悪魔で殴ったりしてたら勝った
 ③《思考囲い》(サイドイン)で除いたハンドが〈土地x3、キオーラ、《森の女人像》、《漁る軟泥》〉、手札に《突然の衰微》があったので女人像落とし、出てきた軟泥に衰微撃ったら《ゴルガリの魔除け》合わされてそのまま軟泥に殴られ続けて負け
 ※③軟泥への回答探すために《忌まわしい回収》等でライブラリ掘っては軟泥がでかくなる悪循環辛かった

 2回戦 赤単t白 WLL
 ①相手《火飲みのサテュロス》と《チャンドラのフェニックス》程度、こちらゆっくり《クルフィックスの狩猟者》出したり鞭置いたりしたけど間に合って勝ち
 ②間に合いませんでした負け
 ③間に合いませんでした負けPart2
 赤単相手に《大軍のワーム》とかは悠長すぎかもね、サイドからは軽い生き物沢山入れて時間稼いだ方が良い、多分

 3回戦 オロス WW
 ①マナが順当に伸びて鞭とか《大軍のワーム》とかで勝ち
 ②《クルフィックスの狩猟者》を《存在の破棄》される、その後土地サーチ連打してる間に《責め苦の伝令》に殴られる
 こちら土地が伸びて《幽霊議員オブゼダート》→相手もオブゼダート
 《太陽の勇者、エルズペス》も出てきけど、鞭から《生命散らしのゾンビ》(サイドイン)釣って威嚇パンチで削りきれて勝ち

 最近一人回しばっかしてたので、大会楽し〜って感じでした
 まぁできれば勝ちたかったですけどね
 あんまみないけど、軟泥なんかがかなりキツイので、《突然の衰微》っていうカードは大事かも知れない、構える動きが《忌まわしい回収》と相性いいしね
 後でデッキリストは載っけるかも

2014年2月6日木曜日

死儀礼禁止と聞いて @晴れる屋モダン2-0-1

 モダンで死儀礼禁止と聞いて、供養がてらメリーラ殻で行ってきました
 参加者4人で総当り

 1回戦 トリココン WW
 ①相手があまり殻を知らないらしく、殻回してコンボパーツ揃え、稲妻をキッチンに撃ってもらった対応で無限ライフ→相手投了
 ②マナクリとか横に並べて《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》起動してたら勝ち

 2回戦 ナヤ WLD
 ①《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》、《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》からマナがどんどこ出て《徴兵されたワーム/Enlisted Wurm》で続唱するデッキ、ワームは《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》のコピーで相打ちし、《悪斬の天使/Baneslayer Angel》に殴られる展開。殻引いて《テューンの大天使/Archangel of Thune》+《スパイクの飼育係/Spike Feeder》揃って勝ち
 ②相手サイドから《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》や《抑制の場/Suppression Field》を投入してきて著しく動きが制限され、《静穏の天使/Angel of Serenity》まで出てきて投了
 ③開始まもなく時間切れで引き分け
 2ゲーム目は、静穏出されて諦めちゃったけど、返しに変形者で静穏をコピーできたのでワンチャンあったかも・・落ち着いて場と手札をよく見よう(戒め

 3回戦 青単マーフォーク WW
 ①相手良いまわりだったけど、こちらも殻出して5ターン目くらいにスパイク+テューン揃えて勝ち
 ②たしかお互い1マリ、相手土地1ストップながら《霊気の薬瓶/AEther Vial》、こちら殻を引き込んでマナクリサクって《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》サーチ・・のつもりがメリーラがない・・・(メインに2枚積んでたつもりで1枚サイドアウトしたつもりが、元々1枚しかなかったので全抜きになってた模様)仕方ないから《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》持ってきて薬瓶割り、相手返しに投了
 なんか2ゲーム目は1手の差だったらしく、土地が伸びてれば《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》→薬瓶アンタップ→《幻影の像/Phantasmal Image》(騎兵コピー)→薬瓶アンタップ.etc・・・となってハンドのマーフォーク全部展開して鬼殴りできてたらしい、マーフォーク怖いw

 そんな感じで1パック入手!
 2ゲーム目もうちょいがんばれば3-0もありえたので悔しいですね~
 そして死儀礼も毎ゲーム、マナブーストして2ターン目にキッチン叩きつけたり、ライフゲインで延命したりと大活躍だったので、明後日から使えないのが残念至極
 まぁ、ローテーションまでスタンで使ってあげようかなと

 あと2回戦で当たった方とは、特価品のカード見ながらあれこれ雑談できて楽しかったり(レガシーとかヴィンテージの話を聞けたり